2022.2.26
ダイエットの成功には睡眠も大切!痩せるための睡眠のとり方
ダイエットで真っ先に思い浮かぶのが食事制限や運動ですが、実は「睡眠」もダイエットと密接に関係していることをご存知でしょうか。ダイエットを成功させて理想の体型になりたいなら、睡眠の時間を十分に確保して、良質な睡眠をとることも大切です。
ダイエットの成功や日中のパフォーマンス向上のためにも、良質な睡眠をとるコツを覚えておきましょう。今回の記事では、睡眠とダイエットの関係性や瘦せるための睡眠のとり方、また睡眠がダイエット以外にもたらす効果などについてわかりやすく解説します。
睡眠とダイエットの関係性
睡眠中には、美容や健康に大きく関わる「成長ホルモン」が分泌されます。成長ホルモンには脂肪を分解する働き、筋肉を発達させる働きがあるため、良質な睡眠を確保して成長ホルモンを分泌させることは、ダイエットの観点からも非常に重要です。なお、成長ホルモンは子どもの健やかな成長に必要とされるホルモンですが、大人になってからも分泌されます。
また、睡眠中には成長ホルモンだけでなく、食欲を抑えるホルモンである「レプチン」も分泌されます。つまり睡眠不足になると、レプチンの分泌量が減り、食欲が増えやすくなるため、太りやすい体質になってしまう可能性があるのです。睡眠時間をしっかりと確保して、規則正しい生活を心がけましょう。
ダイエット以外にも!睡眠がもたらす効果
良質な睡眠がもたらすのは、ダイエット効果だけではありません。ここでは、睡眠のもたらす嬉しい効果について、さらに詳しく見ていきましょう。
肌のターンオーバーを正常化
美肌を保つためには、肌のターンオーバーを正常化させることが大切です。寝ている間に分泌される成長ホルモンは、肌のターンオーバーを活発化させる働きを持っています。この成長ホルモンによって肌は新陳代謝を起こし、古い角質や汚れを落として新しい肌へと生まれ変わります。
肌のターンオーバーには周期があり、約6週間かけて細胞が入れ替わります。しかし、睡眠不足でターンオーバーのサイクルが遅くなると、肌が荒れてしまうため注意が必要です。
心身の疲労回復
仕事や家事などで忙しいからといって、睡眠時間を大きく削ってしまうのはおすすめできません。睡眠不足になると、身体だけではなく精神的な疲れも取れにくくなります。
睡眠で大切なのは、深い睡眠である「ノンレム睡眠」をとり、しっかりと成長ホルモンを分泌させることです。成長ホルモンの分泌によって体内の修復や回復が促進され、自律神経が整うことで心身ともに休むことができます。
記憶の整理・定着
「暗記するなら寝る前が良い」という話を聞いたことはありませんか。寝る前に学習した内容は、睡眠中に定着しやすいという研究結果もあります。
また、「嫌なことも寝たら忘れてしまった」というのも、睡眠による効果です。寝ている間に記憶が整理されて、嫌な感情が必要に応じて取り除かれるといわれています。
ストレスを解消
人は睡眠によって一日の疲れを癒し、心身の修復を行ないます。しかし睡眠時間が極端に短かったり、睡眠の質が悪かったりすると、成長ホルモンがうまく分泌されなくなり、ストレスがたまりやすくなってしまいます。
「平日は忙しいから休日に寝だめしよう」と考える方もいますが、毎日十分な睡眠時間を確保することが重要です。ストレス解消のためにも、規則正しいリズムで寝るようにしましょう。
ダイエットを成功させるには睡眠の質を上げるのが重要!
ダイエットを成功させるためには、良質な睡眠が欠かせません。生活習慣の改善が必要となりますので、以下のポイントを押さえておきましょう。
寝る前にブルーライトを浴びない
就寝前にスマートフォンやタブレットの画面を見ると、いざ眠ろうとしたときになかなか眠れなくなることがあります。これは、部屋や画面の明るさ、さらに画面が発するブルーライトによって、自然な眠りを促す「メラトニン」の分泌が妨げられてしまうためです。
入眠が遅くなると、朝もスムーズに起きられなくなってしまいます。さらに、ブルーライトは睡眠の質を低下させる可能性が高いとの専門家の指摘もあり、体調などにも悪影響を及ぼす恐れがあります。規則正しい生活リズムを保つためにも、寝る前のスマートフォン・タブレットの使用はできるだけ控えた方がよいでしょう。
寝る前にカフェイン・アルコールを摂取しない
カフェイン入り飲料やお酒が好きな方は、飲む時間にも注意が必要です。カフェインには覚醒作用があるため、体質によっては寝つきが悪くなってしまいます。コーヒーだけでなく、緑茶やコーラにもカフェインが含まれているため、気を付けましょう。
「お酒を飲めばよく眠れる」と考えて、寝る前の飲酒を行なう方もいます。たしかに飲酒で眠りやすくはなりますが、深い睡眠になかなか入れず、中途覚醒が多くなるため良質な睡眠にはつながりません。
寝る前に身体を温める
慢性的に身体が冷えていると、寝る前の体温調整がうまくできず、寝つきが悪くなってしまいます。自然に眠るためにも、就寝前には身体を温めておきましょう。
身体を温める方法としては、以下のようなものがあります。
- ストレッチ・マッサージを行なう
- ウォーキングなど軽い運動を行なう
- 少しぬるめの温度(38~40度)で湯船に浸かる
- 身体を温めるドリンクを飲む(生姜湯、紅茶・ほうじ茶など)
寝つきの悪さに悩まされている方は、ぜひ試してみてください。
7時間は寝るようにする
必要な睡眠時間は人それぞれで、明確な基準が存在するわけではありません。しかし、毎日の睡眠時間が短すぎたり長すぎたりすると、生活習慣病や精神疾患の発生リスクが高まると考えられています。
痩せやすい体質になるためには、睡眠中に成長ホルモンを分泌させることが重要です。個人差はありますが、おおよそ7時間を睡眠時間の目安と考えるとよいでしょう。
朝起きたら朝日を浴びる
睡眠の質を高めるためには、朝起きたらすぐに朝日を浴びて、体内時計をリセットさせることが大切です。目が覚めたらすぐにカーテンを開けて太陽の光を浴びることを習慣化しましょう。
また、夜遅くまで部屋の明かりを浴びていると体内時計が乱れてしまうため、注意が必要です。もし夜遅くまで起きていたとしても、朝はいつもと同じ時間に起きるようにし朝日を浴びられるようにしましょう。
朝食を食べる
メラトニンの分泌を増やすためにも、しっかりと朝食をとるようにしましょう。栄養バランスの良い朝食を食べることで、夜にメラトニンが生成されやすくなり、自然と眠れるようになります。
夜ぐっすりと眠るためには、メラトニンのもとになる「トリプトファン」と「ビタミンB6」をしっかりと摂取することをおすすめします。トリプトファンは大豆製品・乳製品・ナッツ類などに多く含まれ、ビタミンB6は魚類に多く含まれます。
まとめ
今回の記事で説明したように、ダイエットにおいて睡眠の質を上げることは非常に大切ですが、それだけでダイエットを成功させるのは難しいものです。ダイエット効果をより高めたいなら、運動したりエステサロンに通うことも検討してみましょう。
しかし、ダイエット目的で高級エステサロンに通う場合、1回2~3万円程度(当社調べ)の費用がかかります。「痩身エステに興味はあるけれど、継続的に通うのは金銭的に厳しい……」という方には、リーズナブルな月額料金のセルフエステ、ボディアーキがおすすめです。
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ダイエット成功のためにも、Wラジオ波で身体を温めて、基礎代謝を上げていきましょう。EMSを使って筋肉に直接アプローチするのも効果的です。
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監修者
河村 優子
(かわむら ゆうこ)
アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。
保有資格:
・日本抗加齢医学会専門医
・日本麻酔科学会専門医
・日本レーザー医学会認定医 ほか