2022.3.23
下痢では痩せない!ダイエットの成功には腸内環境を整えることが重要
お腹の調子が悪くても、「下痢をしたら、痩せるかも!」と期待して、放っておいたことはありませんか?しかし、下痢をしても体脂肪自体は減りません。それどころか下痢をそのままにしておくと、腸内環境が乱れてダイエットに悪影響が出る恐れもあるので注意が必要です。
そこで今回は、下痢をしても痩せない理由と下痢が身体に与える影響、そして下痢症状を改善してダイエットの成功につなげる方法を解説します。
下痢はダイエットに効果なし
最初に知っておいていただきたいのが、下痢をしても痩せないということです。下剤を使ってダイエットしようとする方もいるようですが、効果は期待できません。
下痢で減るのはほとんど水分
下痢をすると排便回数が増えて便がたっぷり排泄されるように思いますが、実は腸内にたまっている便が少しずつ出ているだけで、おもに出ているのは水分です。下痢で体内の水分がなくなり、脱水状態となって一時的に体重は減りますが、水を飲めばもとに戻るため、ダイエットにはつながりません。
下痢で腸内はキレイにならない
ダイエットには腸内環境を整えるのが大切といわれますが、下痢をしても腸の中はキレイになりません。むしろ下痢が続くのは、腸内環境が悪化しているからです。下剤を使う場合も、善玉菌と悪玉菌のバランスが崩れて腸内環境の悪化をまねきます。
腸内環境が悪くなり悪玉菌が増えると、下痢だけではなく便秘も起こしやすくなるため、ダイエットには逆効果です。
下痢で腸内環境が崩れるとダイエット以外にも悪影響が……
腸内細菌には身体を守るさまざまな働きがあります。下痢で腸内細菌のバランスが崩れ、腸内環境が悪化すると、肌荒れや免疫力低下など、美容面や健康面に悪影響をおよぼす可能性もあるのです。
肌荒れ
腸内細菌には、食べ物からの栄養の吸収を促進したり、腸内に悪影響を与える毒素の解毒を助けたりする働きがあります。しかし、下痢で腸内環境が悪化すると、この働きが十分に機能しません。さらに下痢が長く続くと、食べ物から栄養が吸収できなくなり、栄養不足になることもあります。
栄養が足りなくなると、肌や髪の毛、爪などが傷んできます。こういった場合、身体の内側に問題があるため、スキンケアなど外側から気をつけても症状の改善の見込みは薄いです。
免疫力の低下
腸には身体の中の免疫細胞の約7割が集まっていることが知られています。
腸内環境のバランスが悪化すると、免疫機能がうまく働かなくなって抵抗力が落ち、病気にかかりやすくなります。病原菌などから身を守るためにも、腸内環境を整えて免疫細胞の活性化をうながすことがとても重要です。
アレルギー
腸内環境が悪化して悪玉菌が増えると、免疫機能が過敏になり、普通では問題とならないような物質に対しても有害な物質と同様の免疫反応を起こし、免疫の攻撃が活発化する可能性があります。その結果、皮膚にアレルギー症状が出る場合もあります。
実際に、アトピー性皮膚炎やアレルギー体質の方の腸内では、善玉菌よりも悪玉菌が多く、腸内環境が良くないケースが多いと報告されています。
がん・糖尿病・うつ
最近の研究で、腸内環境が重大な病気にも関係していることが明らかになっています。
その一つが、がんです。腸内環境が乱れてある種の悪玉菌が増えると、発がん性物質が体内でつくられて、がんを引き起こすケースがあることがわかっています。また、腸内環境の悪化と糖尿病との間に関係があるとの報告もあり、うつにも腸内環境が影響している可能性が指摘されています。さらに、動物実験では腸内環境と認知症の関係を示唆する報告もあります。
ダイエットをしたいあまり下痢を放置すると、最悪の場合、命を失うような重大な病気を引き起こすことにもなりかねません。「たかが下痢」とあなどらず、ダイエットの成功や健康のためにも下痢の改善を目指しましょう。
下痢を改善してダイエットを成功させるポイント
では、下痢を改善するためには、どのようにすれば良いのでしょうか。
大切なのは、やはり腸内環境を整えることです。腸内環境をきちんと整えるには、日々の生活習慣や食生活から見直す必要があります。
そこで本章では、下痢を改善してダイエットを成功させるポイントを紹介します。できるものから取り組んでみてください。
身体の冷えを取り除く
身体の冷えは、下痢をまねく大きな原因の一つです。身体を冷やさないようにするのも大切ですが、食べ物の温度にも気を配りましょう。冷たいものやアルコールは控えて、腸内環境を整えるといわれるヨーグルトも、冷たいものは避け常温で摂るのが理想です。
身体の冷えが気になったら、温かいお茶などを飲むようにしましょう。食事は、できるだけ常温のものを摂るように心がけてください。適度な運動をして身体を温めるのも良いでしょう。筋トレなど筋肉をつける運動をすれば、痩せやすく太りにくい身体づくりにもつながるため一石二鳥です。
規則正しい排便習慣を身につける
下痢の原因が、実は便秘だったというケースもあります。硬い便が腸に詰まっていると、あとに続く便は排出されません。しかし、硬い便が抜けると、せき止められていた便が一気に出てきて下痢を起こすことがあります。
下痢の原因が、このような隠れ便秘にある場合は、下痢よりも便秘の解消を優先すべきです。
そのためにもまず、規則正しい排便習慣を身につけましょう。最初は、毎日決まった時間にトイレに座るだけで構いません。便通が整えば、下痢を起こしにくくなります。便秘と下痢が解消されて腸内環境が整えば、ダイエットにも良い結果が期待できます。
ストレスをためない
ストレスが原因で下痢になる人もいます。ストレスがたまっていると感じたら、意識してリラックスする時間を設けましょう。
入浴は、シャワーだけではなく湯船にゆっくり浸かるのがおすすめです。身体をしっかり温めれば、冷えの改善にも役立ちます。
そして、睡眠をしっかりとりましょう。規則正しい生活を心がけると、自律神経が整って腸の調子が良くなってきます。軽い運動でストレスを解消するのもおすすめです。
腸に優しい食事を心がける
下痢を起こしているときは、脱水を防ぐために水分を摂ってください。そして、消化しやすく刺激の少ないものを少量ずつ食べるようにしましょう。食べる量が少なくても、よく噛んで食べれば満足感が得られるため、カロリー制限にもつながります。
・下痢のときに避けるべき食べ物
食物繊維の多いイモ類・豆類は、腸内でガスを発生させるため腹痛やお腹の張りを起こしやすくなります。少量なら大丈夫ですが、たくさん食べないようにしましょう。
アルコールや冷たい飲み物も、腸への刺激が強いためNGです。トウガラシやニンニク、ショウガなどの刺激物も避けてください。また、揚げ物や脂肪分の多い魚・肉、バターやクリーム類は、消化に時間がかかるためおすすめしません。
そして、下痢を起こしているときは免疫力も低下しているため、牛乳や卵、魚、貝類などを摂取した場合、正常ではない免疫反応により、アレルギー症状を起こしてしまう可能性が高いです。したがって、これらの食べ物は下痢の際には避けるのが無難です。
善玉菌を増やす食生活を目指す
腸の調子がある程度整ってきたら、食生活の改善に取り組みましょう。
腸内環境を整える善玉菌を増やすためには、善玉菌を含むものと善玉菌のエサとなる食べ物を摂る必要があります。
善玉菌を多く含む食べ物は、発酵食品です。ヨーグルトや納豆、キムチなどがよく知られており、ぬか漬けや味噌、チーズにも善玉菌が多く含まれます。ビフィズス菌や乳酸菌などを主成分とする整腸剤を利用するのも良いでしょう。
善玉菌のエサとなるのは、食物繊維やオリゴ糖です。食物繊維は根菜類やキノコ類、海藻、果物などに多く含まれます。ただし、これらは消化があまりよくないため、下痢がひどいときは一度に大量に食べないようにしてください。オリゴ糖はバナナや大豆のほか、タマネギ・ゴボウ・ニンニク・アスパラガスなどに多く含まれます。こちらも同様に、食べ過ぎには注意です。
ダイエット時のメニューを考えるときは、これらの食材を意識して取り入れましょう。
まとめ
ダイエットを成功させるためには、腸内環境を整えて下痢を改善するのがポイントです。さらに、腸内環境に配慮した生活を送りつつ、痩身エステなどを併用すれば、より効率的なダイエット効果が得られるでしょう。
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監修者
河村 優子
(かわむら ゆうこ)
アンチエイジングをコンセプトに体の中と外から痩身、美容皮膚科をはじめとする様々な治療に取り組む医師。海外の再生医療を積極的に取り入れて、肌質改善などの治療を行ってきたことから、対症療法にとどまらない先端の統合医療を提供している。
保有資格:
・日本抗加齢医学会専門医
・日本麻酔科学会専門医
・日本レーザー医学会認定医 ほか